@do_seasonsのメモ帳
俺ガイル8巻の話(ネタバレあり)
2013年12月05日 (木) | 編集 |
状況の整理。

・修学旅行から帰ってきた(冒頭)
7巻結衣「人の気持ち、もっと考えてよ……」から数日。引き続きレイプ目の2人と腐った目1人の元に、いろはすを選挙で敗北させてほしいという依頼が来る。正直一介の生徒にどうこうできる問題じゃないんで教師と選管でどうにかすべきなんだが、このへん平塚先生は何を思って奉仕部に持ち込んできたのか。自分が応援者として悪目立ちすることでいろはすを落選させようとする八幡に対し、それをいさめる結衣と雪乃。※雪乃が選挙についてやけに詳しいことが示される。

・八幡と陽乃
八幡の元同級生2人との邂逅。雪乃に対してちょっかいを出すというより、本格的に嫌っている説も浮上したくらい、ここの陽乃は攻撃的だった。

・八幡と葉山のWデート(意味深)
頭を下げてでも八幡に来てもらいたかった葉山がしたかったのは、自己犠牲の愚かさを八幡に見せつけること。さらに葉山は「君が自分を犠牲にするのは、誰かに助けてほしいからじゃないのか?」と問う。八幡は独白で『そこまで詰め切っておきながら、そんなに近いところまで来ていながら、どうしてそんなところへ行ってしまうのか』と述べ、葉山の言葉を否定する。(「近いところ」とは「お互い本当の意味で人を好きになったことがないんだろうな」の部分?「自分の価値を知るべきだ」の部分?)

八幡は断じて違う!と激昂するが、その珍しく感情を表したイライラと、その後の駐輪場で「ふざけんな」と呟くあたりで、実は図星だったのではないかという説。また、この時のイライラは単に結衣と雪乃を呼んだことで、後ろめたいWデートを見られてしまったことに対する怒りという恋愛的な側面にもとれる。

・結衣の告白
部活が好きだと言った直後に「……好きなの」と繰り返すゆいちゃん。「ゆきのんに勝つよ」も選挙と恋愛で意味が掛かっている。

・小町との対話
「結衣さんと雪乃さんにちゃんと話すんだよ」という呼びかけに対し、八幡は「ちゃんと話すよ」と返す。だが、実際には2人に何も相談せず計画を進め、その結果がアレ。

・サイゼリアから作戦試行していろはす説得まで
河中湖さんマジヒロイン。いろはすはもう戸部より八幡の方が好感度高いまである。Twitter作戦は本当にアラだらけでお粗末。7.5巻のトリックもう~んって感じだったけど、もしかしてネタが尽きてるのかな……。せめて最終巻に1つだけでも、とっておきを用意しておいてほしい。

・めぐりさん
なんかBD特典のなんちゃらてん5巻にめぐりさんとの和解話があるらしい。やめちくり^~

・平塚先生と雪乃の邂逅
コトの顛末を先生に報告する雪乃。「長くない?」という描写があって、ここで何かしら俺たちが知らない情報がやり取りされている可能性があるね。

・今回のオチ
Twitter作戦により雪乃・結衣の立候補を止めることに成功する八幡。これで奉仕部も今まで通り安泰だと思いきや、雪乃は寂しい顔をしてつぶやく、「わかるものだとばかり、思っていたのね」と。それからの奉仕部の描写が実に薄ら寒いものでぞくぞくする。机に突っ伏してヒッキー遅いーと愚痴をこぼす結衣。雪乃と一緒なのに机に突っ伏して、会話もせずにただヒッキーを待つ……?結衣は続けて「パーティしよう」と言い、それを雪乃は『壊れてしまったものを見るような、あんなひどい笑顔で』ごめんなさいと返す。そしてこんな死んだようなやりとりは数日前から続けられているらしい。八幡は『俺と雪乃はこんなうわべだけの関係を何よりも嫌っていたのではなかったか』と自問する。

1.雪乃は委員会について不自然に詳しかった。
2.雪乃は姉のやっていなかった『生徒会長』を心底やりたかったのではないか。
3.小町に後押しされないと動けなかった八幡と同様に、陽乃に挑発されたからこそ動こうと雪乃は思ったのではないか。
4.めぐりの言うとおり生徒会でまた3人の居場所を作ろうと思ったのではないか。

つまり雪乃の答えもまた、八幡の策と同様に『依頼に答え・3人の場所も失わず・誰も気づ付かない』解決法だった。その機会を奪ってしまったのは自分(八幡)である。『自分が犠牲になるのは間違っている、それでは大事な人を救えないと言われたから、じゃあその方法をやめて、誰も傷つかない方法で依頼をこなしたのに、結局彼女は救えない』という皮肉なオチ。

で、雪乃がなんでこんなにブチ切れてるかと言うと、八幡が『うわべだけの関係を優先した』ように見えているから。これは7巻修学旅行編から続いてる誤解なんだけど、7巻で海老名さんは『みんなが仲良くしたい』という依頼を持ちこんできてるが、これの真意を雪乃は全く理解していない。八幡は理解してるからあの告白シーンになるんだけど、これを雪乃目線から見ると八幡が自ら戸部の告白を阻害し、『仲良しこよしのうわべだけの関係』を保ったように見えている。これが布石になっていて、今回の8巻でも雪乃は『生徒会に移ること』を『前進』と捉えていて、今の死んだ空気のまま奉仕部に残ることを『停滞』と捉えている。これを八幡がTwitter作戦で阻害し、奉仕部への停滞を選んだ。「(何も言わずとも八幡なら私の意図を)わかるものだとばかり、(私は)思って(=思い込んで)いたのね」という、ゆきのんマジコミュ障。※ここの雪乃の真意は八幡モノローグ視点からでしか語られないので全部ミスリードの可能性あり

さてここで章タイトルを見てみましょう。『この部屋には、紅茶の香りはもうしない。』紅茶=雪乃ですね。もうやめて……!



参照
【あやかしがたり】渡航124【はまち・俺ガイル】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1384907457/
【あやかしがたり】渡航127【はまち・俺ガイル】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1384968206/
【あやかしがたり】渡航128【はまち・俺ガイル】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1385033788/