@do_seasonsのメモ帳
月に寄りそう乙女の作法2
2015年01月20日 (火) | 編集 |
つり乙シリーズ3作目。ルナ×朝日の主従が全てだった「月に寄りそう乙女の作法」と、その辺を取りはらって過去を掘り下げた「乙女理論とその周辺」を経て、今作は大きく年代を飛ばして「ルナと朝日の息子」が主人公になった、女装潜入ゲー。

1作目も2作目もメインルート以外がおざなりになっている欠点があったのだけど、今回はメインルート以外もきっちり作られていて、自分の好きなヒロインのルートはしっかり楽しめる様になっていた。もちろん主従がメインテーマの1つにあるので、そのルートが1番長く濃密であることは間違いない。

今作の主人公才華は朝日と違ってルナの血を濃く受け継いでおり、大層な自信家キャラ。朝日に大きな魅力を感じていた人は才華を受け入れにくいか。精神性において「遊星」は「朝日」(女役=受け)だったのに対して、「才華」は「朝陽」ではなく、ずっと「才華」(男役=攻め)のままだったというのも、ひとつポイントな気がする。俺は才華くん大好きだったから問題なかったけど。

個人的には3部作の中で1番クオリティの高さを感じたのが今作。今後東ノ助さんのゲームはもう、ライターで選んでいいですね。あと【製作補佐】【音声収録協力】とかいう欄に名前出てた人は早くラノベの続き書いて。



以下完全にネタバレ。

◇朔莉ルート

朔莉は幼少期の才華を初恋の人としていて、そしてそれが才華であることに気づいていない。ルートに入れば当然明かすことになって、そうなった時に今(共通ルート)との変化が大きく、ギャップがかわいいのではないかな、と思って朔莉ルートに入った。それだけに、あの日記を読んだシーンでは鳥肌が立って、もー朔莉めっちゃかわいいじゃん。ただまあ、すごく個人的な事を言わせてもらうと僕は関西弁が苦手なんですね。だから素に戻った朔莉が関西弁だったのは少し残念だった。

シナリオで言うと日記のところが最高潮で、あとはそれなりにこなしたなという感じ。衣装作成に関して、「劇に合う衣装を作った」というだけのことだったのはちょっと微妙かな。才華が自分のステージの為の衣装製作を早々に諦めてしまっていたしね。

◇エストルート

さて、我慢できずにメインヒロインルートに進んだわけだけど、これは文句なく面白かった。読んでいく中でエストから朝陽・才華への好意がバシバシ伝わってきて気持ち良かったので、いや、どこで落とすんだろうと思ってたら、まさかの急転直下、教室入って何気ない朝の挨拶からフリーズさせられたのは衝撃を受けた。いせたんともジャス子ともすげー仲良くなって気に入っていたので、いせたんに突き飛ばされたところで泣きそうだった。それだけにエストが太陽を遮って両手を広げた時は胸が震えたね……。エストかっこいいよう……。そこからはもうなるようになれって感じで、俺もエストを想いながら衣装を縫ってたんだけど(縫ってない)、それだけにエストが迎えに来た時の才華のCGでひょえ~~~って言った。いや確かにね、「糸はそう簡単に見つからない」から速攻で「良い糸が見つかった」の文章おかしくね?って思ったけど、その展開は考えてなかったもん。ずるい。悪い従者。

つーことで最高でした、エストルート最高。あと地味なところだとテーブルの下で才華とエストが手を握り合ってたシーンが好きです。最高。エロシーンもギャグが散らばってて、テキストとして非常に質が高いなと思いました。やっぱりシナリオゲーのエロシーンは萌えかギャグに振るべきだよ。

◇ルナアフターアフター

想像より遥かにつまらなかったです。エストルートを引きずりすぎているのは確かなので、これって絶対つり乙2より先にやるべきだったよな。ルナ朝日こそが至高だと思っていたので、これは最後に回そうくらいに考えてたけど、才華が予想以上に俺にとって好ましい主人公で、才華のいないゲームなんて考えられなくなっていた。あとなー、湊瑞穂ユーシェのメンツが単純にどうでもいいというか……。つり乙2に記憶を上塗りされていて、全然入り込めなかった。でも、そういう俺の好みを除いて、客観的にシナリオ面だけを見ても全く面白くないよね?これ。

◇春心ルート

パル子めっちゃかわいい。重い設定は必要だったのか?と思わんでもないけど、朝が嫌い、夜が好きという共通項ただ一つの為だけでも、作った価値はあるかな。最後の才華の夜をイメージした衣装とか確かにそうだな!!!って思ったし、今までつり乙シリーズではなかなか見られなかった系統の衣装(パル子の得意分野)だな、というのが伝わってきた。デザインの才能を発端に2人の距離がみるみる縮まっていくのは見ていて非常に楽しくて、パル子の告白シーンとかめっちゃ良かったし、その後の浮ついた空気でずっとイチャイチャしてたの楽しくてしょうがなかった。最後フィリコレ直前で廊下走ってる時、ぜっっったい上級生の妨害入って泣くパターンでしょって思ったらそのままED入ったよね。あそこは身構えた人多かったと思う。

エロシーンは俺が何か語るまでもなく、頭一つ抜けて面白かった。やっしょ!まかしょ!ラブラブな恋人の裸を見て吐き気を催したエロゲー主人公は間違いなく才華だけだ。もう本当失礼。面白すぎ。

◇ルミネルート

頑固で強気なルミねえを才華が「ルミねえはそこもかわいい」と褒め続けていたけど、正直俺は共感できなかったので、面白かったのは不正を認めてからか。壁ドン(流行意識を感じる)から初めてを奪う中、「絶対に後悔する黒歴史にしたい」と言い放った才華くんがかなりいいセンスしてる。このルートの才華くんは姉に甘えまくってるせいで性暴走が激しいな。ルミネがピアノを弾いて才華がモデルをするというのはあーそうねと思っていたので、そこが逆転するのは良い発想だなと。最後も感動的に締められててしっかりとしたルート作りだっけど、ただやっぱりルミネがなー好みじゃないんだよなー。

柳木原フレイムバーズが背景に映ったシーンは死ぬほど笑った。卑怯な。



エストルートを最後に回すべきだった……。おいしいものは最初に食べちゃう派なのだけど、今回は他ルートもなかなか楽しかったので、こういう場合は最後に持ってきた方が良いですね、見極めが難しいところだ。
 
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