@do_seasonsのメモ帳
なつくもゆるる 感想
2013年09月05日 (木) | 編集 |
俺は悪夢と終末のハーレムが好きだったんだなあとしみじみ思う。この作品にはハーレム分が不足している。同レーベル「はるくる」の評価ポイントは「繊細に構築されたSF設定」と「ハーレムを起点としたキャラクターの結束」なのだけど、ハーレム分の評価が意外と高かったことを再確認した。

非ハーレムが失ったもののもうひとつとして下ネタギャグがあり、ハーレムで性体験を共有しているからこそ使える下ネタギャグがいくつも存在するわけだが、それが当然できない。前回よりも圧倒的に狭まった範囲の中で下ネタギャグを濫造するのは相当苦難だったのか、ハマったものはあまりない。

SF部分は相変わらず作りこまれているのだが、今回はなかなか小難しい話になっている。はるくると比べると少しピンとこないことがあるが、それもわかりやすい解説で十分補えている。シナリオ部分に問題はないと思う。

零佳ねーさん側が最後までしんどく、常に閉塞感を感じていたのも安らがない原因か。安息の地が無い。しかしその零佳ねーさんしかり戦闘シーンはよい出来だった。銃弾ブーストとか。意表を突くことに全力を費やすのはなかなか面白い。

悪くはないんだけど……。やはりキャラ要素を削りすぎたきらいがある。シナリオだけで見た時にはかなり好みのはずなんだけどな。
乙女理論とその周辺 感想
2013年09月05日 (木) | 編集 |
面白かった。前作「月に寄りそう乙女の作法」はルナ様におんぶにだっこだったけど、今回はきちんとシナリオも魅力のあるものに仕上がっていた。朝日がかわいいだけでなく、遊星がカッコよくてよかった。

アフターはルナ様だけやったけど、ルナ×朝日は一生見てられるな。大変に気分が良い。



以下ネタバレ

・メリルルート
メリルちゃんかわかわ。メリルがかわいい以外特に言うことはない。りそなの口から語られるルナ様の言葉にワンワンしてた。あと朝日セックス下手すぎてビビる。2回にシーンを分けたんだからどうにかしてほしかったなあ。ぼーっと読んでたけどリリアへの不信感はすごかったので、CG欄解放で彼女の名前がなくてほっとした。

・りそなルート
真シナリオ。すげーよかった。遊星が親族の心を溶かしていく流れに涙が止まらなかった。俺は家族愛に弱すぎるなあ。遊星の衣遠ラブは作中キャラだけでなく俺=プレイヤーも理解不能で、だからこそ作中のキャラたちと同じく遊星すげーと思えた。さんざん言われていた「朝日さんは心が美しい」が自然に表現できていて素晴らしい。

りそなルートで言うに欠かせないのはもちろんあのソメイヨシノのシーン。卑怯だなあ。ちょうど朝日と思考がリンクしてあの閉塞感にまいっていたところだったので、本当に神が舞い降りたと思った。神様ルナ様仏様両手ぱんぱん!

リリアはうさんくさいと思ってたけど、あそこまで振りきられるとキャラとしては好き。第七身分とかなかなか面白かった。加えてテーマソング「パンがなければ飢え死にすればいいじゃない」はめちゃめちゃカッコよくて何度も聴いている。いやあリリアのキャラは良いなあ。お仕置きするFDを出そう。りそな自体はわりとどうでもよくてすみません。守るべき対象だし。

・エッタルート
メリルが終わった時点でCG欄見てエッタルートからやろうと思ったらエッタへの選択肢が1つしか見当たらなくて困ったんだよな。結局エッタルートの条件はその選択肢を選びつつ八方美人にすることなんだけど、まあ気づかんもんは気づかん。ということでりそなからのエッタなんだけど、いやこれはりそなからやって良かった。ここまで共通なのは良くないね。政略結婚ルートなんてどんどん広げられるはずなのにもったいない。唯一Hシーンが楽しかったのでもっとたくさん見たかったなあ。パリったぁい!

・ルナアフター
主従を選ぶに決まってんだろ!
WHITE ALBUM2 感想
2013年06月28日 (金) | 編集 |
恋と、すれ違いと、愛と、浮気の物語。主人公とヒロインに入れ込みすぎて、魂もってかれるかと思った。剣も魔法もなく、暴力や爆発もない、ただただ恋愛のみで、まさかここまで惹きつけられるとは……。ライター丸戸史明氏は化け物か。

メインヒロインの冬馬かずさというキャラが本当に好きで、彼女が作品評価に与えた影響は大きかった。ここまで入れ込んだキャラは初めてで、おまけノベルや特典ドラマCDなど、かずさの関わっているものはすべて目を通した。かずさが心情を吐露する場面がくるたびに、「かずさぁ……」と溢して、「かずさあああ!」と叫んで、いったい何度作中の春希とリンクしたことか。ちなみに変装してる時の正面立ち絵が大好きで、作中では数少ない春希を褒め称えた箇所だ(笑)俺も冷凍みかんで餌付けしたい。

そんなかずさでさえこの作品の魅力の1/3を担っているにすぎず、主人公・春希と、Wヒロインのもう一人・雪菜の存在は非常に大きい。かずさ派と雪菜派は相容れず、春希に至っては総叩きされることもあるのだが、実にもったいないと思う。いや、かずさ派だから雪菜を愛しきれない気持ちはよくわかるけどな……。

サブヒロインで手を抜くゲームは多く、俺はそんなサブヒロインの適当シナリオをだらだら読んでいく過程が嫌いだった。しかしこのゲームはそうならず(丸戸氏談:もしそこで彼女達のシナリオに手抜きなんてしようものなら,それこそ台無しですから)、3人のサブヒロインルートが全て重い(麻理さんは別の意味で重い)話だったのは非常に評価が高い。それこそ他のゲームだったらメインルートを張れるくらいの出来栄えである。小春かわいい。

これはもう冒頭から顕著だったのだけど、音の演出に上手いものが多かった。例えば主人公がギターを弾き、そこにピアノが被る場面では実際にBGMがそのように変化したり、電話越しの音は全て処理がかかったりする。実に細かいが、『音で伝える』ことが多いWA2においてこのような演出の有無は大きいだろう。また、作中使われる楽曲が総じて素晴らしく、特に『After All ~綴る想い~』『届かない恋』『時の魔法』はその使われ方とあいまって全て珠玉の一曲と言える。

同じ『音』で言えば声優たちの演技も素晴らしい。おそらくネームドキャラすべてに泣き叫ぶシーンがあったが、その中に疑問を感じる場面はひとつもなく、非常に質の高い声優陣だったことがうかがえる。この作品に関して言えば主人公に声がついていて大正解だった。『エロシーンでは女性のボイスを切って主人公の声をよく聞こう』なんて真面目に提唱されるゲームはこれくらいだろう(笑)特に好きなのは旧冬馬邸での春希とかずさの会話シーン。ここの2人には息を呑むことしきりで、ボイス"アクター"という仕事について再認識させられるような演技だった。

あとは構成について少し。大量に設置されたすれ違いの仕掛けは言うまでもなく、最後の最後までとんでもない脚本だった。その中であえて一つだけ挙げるとすれば、やはり『コンサートに行く』とあのムービー。インタビューで丸戸氏も語っていたように、あそこの衝撃は今までに味わったことのないものだった。本編も凄まじいのに、こんなメタ的な部分からも仕掛けられているなんてまったくもって頭が下がる。

以上、とにかく素晴らしいゲームだった。「鬱ゲーお断り!」でないならば、是非プレイしてもらいたい傑作。まさにオールタイムベスト。さすが、15年間トップを走っていたYU-NOを抜いた作品だ。



プレイ後に参照したページを紹介。ネタバレなのでプレイ後にどうぞ。

『WHITE ALBUM2』シナリオ担当の丸戸史明氏自らヒロイン5人を紹介!
短文ながら丸戸氏のヒロインに対する思いが表現されている。

春希役・水島大宙さんのイチオシ名台詞に,女性陣苦笑い。アニメ化も発表されて大盛況となった「WHITE ALBUM2 SPECIAL ENCORE」レポート
声優たちと一緒にゲームを振りかえる。アニメ楽しみ。

社会に全力で立ち向かいたい人のための,PS3「WHITE ALBUM2」インタビュー。シナリオ・丸戸史明氏,原画・なかむらたけし氏に聞く,その思惑
丸戸氏インタビュー。結構細かいところまで解説してる。

WHITE ALBUM SOUND OF DESTINY solo ~guitar cover~
作中で春希が挑戦したギター。難しそう。ちなみにこの曲のギター部分は作中の練習で出来る程度の難易度を目指したらしい(特典ラジオCDより)。

【聖地巡礼】WHITE ALBUM2(ホワイトアルバム2)の舞台、フランスのストラスブール(Strasbourg)を訪れてみた。
ストラスブールに行った気になれる動画。

丸戸最高傑作。泣いて、笑って泣いて…そして余韻に浸れるそんな作品。本編も非常に長くただただ、満足の一言。圧巻の出来。ところどころ作画・音声の乱れが気になるも評価は○
『CCの各サブヒロインルートがICに重なっている』点についての言及。重ね方が見事。

エロゲー版Vガンダム? Fate/Zero?「胃が痛いわ~」と言いながらやるゲーム。残念な事に立ち画は不安定・・・・。しかし、充分にやる価値はある。おまえらも感想書け!止まらなくなるぞ。
衣装や音楽、キャラの立ち位置など少し色の違う言及部分が面白い。

『WHITE ALBUM2』ネタバレ有り感想その1 ~「ゼロから once again」
『WHITE ALBUM2』ネタバレ有り感想その2~雪菜とかずさの八日間
『WHITE ALBUM2』ネタバレ有り感想その3~雪菜・春希・かずさを結ぶ三つの基本的な構図
『WHITE ALBUM2』ネタばれ感想その4~北原春希の言動・選択を家族問題のトラウマとその影響を重視して考えてみる(前編)
『WHITE ALBUM2』ネタばれ感想その5~北原春希の言動・選択を家族問題のトラウマとその影響を重視して考えてみる(中編)
一番得る物が多かった考察サイト。プレイ時には理解できていなかった春希や雪菜の行動の意味や、春希とかずさにあった心の葛藤を、全てここで補填した。秀逸。
WHITE ALBUM 2 twitter風感想 (ネタバレ)
2013年06月12日 (水) | 編集 |
プレイ中感じたことをtwitterっぽくメモ帳にメモっておいた。このスタイル楽だなあ。
これはあとでわかったことだけど、完全にかずさ派。
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シークレットゲーム 2nd Stage リベリオンズ(PSPリメイク版)感想
2013年04月17日 (水) | 編集 |
クリアーした。不評だったPC版シークレットゲーム2のシナリオを大幅改善しPSPに移植した作品。ここの会社自分の作品大幅リメイクするの好きだね。

かなり良くなったとは思う。どうしようもないゴミだったPC版SG2に比べたらかなりまともになった。各キャラを深く掘り下げたことで人間ドラマが充実していて、前回からかなりの改善が見てとれる。特に黒河・充に見せ場を作ったのは偉い。

人間ドラマに注力した方向性はこれはこれで良いと思う。ルートBでは今までにない組み合わせのチームが衝突していて楽しかったし、そういう基礎の部分は悪くなかった。

ただ、やっぱりシークレットゲーム1の方が好きだった。最近気づいたんだけど、誰がどこでどうやって死ぬかってバリエーションがいっぱい見れるのが俺の好みっぽい。その点、このSQ2では時代を過去に移して原始的な舞台と装置と武器で戦ったから、ほとんど弓矢と銃とチェーンソーしかなかった。また、「ルールを逆手に取った殺害」「ルールに抵触した死」なんかも特殊な死に方だが、これもほとんどなくて残念。

以下ネタバレ



ルートCが微妙。絶対誰か死ぬだろと思ってたら案の定死んだんだけど、でも死んだ方法が全く納得いってなくて、あそこまで露骨に運営の介入があると超興醒め。あんなことされたらプレイヤー側の交渉の余地やルールの穴を突く余地が1ミリもない。ルートDはもっとアレだったけどね。ルートBが一番よかったかな~。
終わる世界とバースデイ
2012年09月13日 (木) | 編集 |
更新履歴
09/01 15:21 イリルート?、ミカルートまで
09/02 18:15 ヒラギルートまで
09/03 11:12 ミサキルート、ナルルートまで
09/03 13:48 全クリ
09/13 15:35 加筆修正

以下ネタバレ
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はるまで、くるる。
2012年05月23日 (水) | 編集 |
はるまで、くるる。
http://www.sumikko-soft.com/

批評空間の最近のお勧めに上がっていたので、SFという文字に惹かれてノーマークながらプレイ。

面白かった。ストーリーが良く、わりと予想がつきがちなもののぶっ飛んでる系の展開(後述)。しかし俺が気にいったのはやはりその空気感で、『るいは智を呼ぶ』をプレイした時にも感じた「仲間の親密さ」が如実に表れていて、とても好きな空間だった。こう、全員でなにかするぞ!というのはやはり良い。

シナリオは驚きの連続にも関わらず推測できる要素は多くあり(=プレイヤーが身構えてしまう)、そこまで意表をつけていたりはしなかった。ライターのオフィシャルブログにも「意表を突きたかったのに突けなかったわけではなく、物語の完成度を高めることを優先した」とある通り、そういう展開になるの!?という感じではなく、そういう原理でこうなったのね。と納得する感じ。設定への作りこみは非常に繊細。

反面、そういった核心的なシナリオ部分が読みたいプレイヤーにとっては日常シーンが長くて苦痛だったりもした。好きなんだけど、それでも少し多かった。あと、Hシーンがあまりにも多いのはなんなのか。クリア後に数えてみたら圧巻の20個越えで、普通の抜きゲーすら軽く凌駕する回想数。前述の日常シーンと合わせてもう少し濃く短くしてもよかったのでは。

感動する、というよりはホッとする作品だった。誰かと会いたくなるような、そんな暖かい作品。

「はるよ!こい!」

(あんな大事なシーンでボケるのもはるくるらしくてよかったな)
‘&’ 空の向こうで咲きますように
2012年05月14日 (月) | 編集 |
「昔は気楽でよかったな」
「昔が全部良かったってワケじゃないだろー。今の方がいいことも、いっぱいあるって!」

るい智スタッフの3作目ということで期待は高かったのですが、個人的には凡作でした。るい智のような作品はもう作れないのですかね。

麗は共通(=つまり体験版)ではよかったのですが個別ルートに入ると空気で、肝心の麗ルートではデレててあんまり好きじゃないです。キャラの掛け合いという面ではここに期待していたのですが・・・。

純・久実など、意図的に美少女の枠から外された女性キャラがいくらか出てきましたが、別に普通のグラフィックにしても良かったんじゃないでしょうか。なんかリアルさやニッチさを無理やり生み出そうとしていて正直不快でした。

ストーリー展開はまあまあだったものの一ルートがあまりにも短く、またグランドルート以外はたいした伏線を明かせないのでおざなりになっていました。このへんは姉妹ブランドの「黄昏のシンセミア」に似たものを感じます。

グランドで大きく盛り返したシンセミアとは違い、この&空はグランドもまたまあまあ止まりで、ストーリー的な魅力はあまり感じませんでした。せっかく異能力バトルが出来る土台なのに、最初から最後まで一市民の犯罪者に振り回されているのは残念です。

OP曲とED曲は良かったです。
グリザイアの迷宮
2012年03月05日 (月) | 編集 |
またあの時と同じ過ちを繰り返すつもりかフロントウイング・・・!!きっちり中継ぎしやがって・・・!

興味のあった天音アフターとみちるアフターを爆笑しながら早々に終わらせ、マキナアフターをやったらあまりにも微妙だったので、由美子と幸はパスして雄二過去をプレイしたけど、これがまた面白いのよ。果実で断片的にしか語られなかった雄二の過去が時系列を追って事細かに書かれるのだから、そりゃ面白いよ。

続きからネタバレ。
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大帝国
2011年05月09日 (月) | 編集 |
とりあえず二週+した。真希ルートと帝ルートとキングコア。

面白いけどあと一歩かなー。戦国ランス越えを期待してた人が多いと思うので、その反動が評価に表れてる気がする。時間を忘れてプレイするくらいは楽しいけど、寝る間は惜しめないくらい。

一本筋の通ったストーリーがないのが一番大きなマイナスポイントだと思う。2ルートやったけど淡々と敵国を侵略して相互のイベントが起きるだけで、この動きの無さにはびっくり。戦国ランスの猿殺しルートやってる感覚。やっぱラスボスは作るべきだったよ。これじゃゲームとして盛り上がらない。

システム面についての出来はまあまあ。考えて艦船作って装備させるのは楽しかったし、地域制圧SLGとして一定のクオリティは保証できる。悪い点は個人強化がしょぼいところで、手間に比べて得られる強化が薄く、すぐに限界がくる。戦国ランスのように愛さえあれば汎用キャラも一級に出来るようなシステムではなかったのがつらい。せめて強化アイテムくらいは欲しかった。さらに戦国ランスの大満足ボーナスのようにHシーンの付随メリットがないので恩恵が薄い。この2つが相まって、個人を攻略するより延々と軍備・資源の調達をしていったほうがゲームが楽にこなせるという実にエロゲーっぽくない攻略法になっているのが残念。

シナリオがほとんどないのにキャラゲーとしてみるとキャラ強化に限度を感じるというなんともな感じ。おまけのように追加されたキングコア編に大量のCG・回想があったのは一瞬すごいと思ったけど、本編で敗戦イベントを作ればよかっただけの話であるな。やっぱCOREはラスボス組織で良かったと思うなあ。